2003年からの株価上昇、マネックス証券、楽天証券、イートレード証券などのネット証券の誕生、長期的な資産運用、年金や老後への不安などを通じて、株式投資を始める人達が飛躍的に増加しています。
皆さんの周りにも株式投資を始めている、もしくは始めようとしている方がたくさんいらっしゃるかと思います。
「株で20万儲かったよ!」、「株で儲けたお金で車を買ったよ!」
そんな方も中にはいらっしゃるとは思いますが、しかしよく考えてみれば誰でも簡単に株で利益を得ることが本当に可能でしょうか?
株式投資を始めるきっかけとして、まず「儲かりそうだから」と答える人が大多数を占めると思います。
もちろん「儲かる」ことは大切です。
しかし、少し考えれば理解できるとは思いますが、株式投資に限らずスポーツやビジネスにおいても成功していると言われている人達のほとんどは、その分野の全体の10%にも満たないはずです。
ネットでの株取引が普及し、株式投資が身近になった今、株式投資を初めて間もない初心者の90%以上のかたは、株式投資で成功するための必要な知識すら無く、 ただ闇雲に売買を繰り返し、その結果損失を膨らましていらっしゃる方が多いのではないのでしょうか?
デイトレード、スイングトレード、長期投資、割安株投資、成長株式投資など、
株式投資においては様々な投資スタイルがあります。
そうした中、それぞれの投資スタイルで成功していらっしゃる個人投資家の方達は、投資方法は違えど必ずある要素をきちんと持っていらっしゃいます。
その要素は
“成功している個人投資家の人達は株式投資の勉強を必至で行っている”
では、どのように株式投資の勉強をすればいいのでしょうか?
仕事柄、いろいろな方からそのご質問を頂きますがその時に必ず言う私の答えは、
「まず最初に本を読むことです。」
ただし本なら何でも良いのではなく、きちんとした“良書”を読んで頂く事が必要です。
野球やサッカーでもランニングや素振りで基礎体力をつけるように、
株式投資においてもまず最初に基礎となる正しい知識、きちんとした知識の骨組みを作る事が重要です。
しかし、株式投資の初心者の方達は数ある株式投資関係の本の中でどれが“良書”であるかを判断する事は難しいと思います。
ネット上の広告や、本屋に並んでいる投資関係のタイトルを見て頂くとわかりますが「ラクラク簡単!株式投資」、「株初心者でも儲かる株式投資」、「デイトレードで毎日が給料日」など、そんな安易なタイトルばかりに目がいく事でしょう。
でも、もう少し考えてください。
そのような本を読んで、あなたは株式投資で成功できるでしょうか?
成功している投資家がそのような本を読むでしょうか?
ファンドマネージャーやアナリストなどの専門家がそのような本を読むでしょうか?
安直なタイトルが書かれている株式投資関係の書籍の大半は、著者の過去の株式投資での成功体験に過ぎないのであって、今から真似しても通用しない書籍が大半だと思います。
もし、株式投資を始めたい方がいらっしゃいましたら、まず最初に読むべき良書をココでご紹介致しますので、もし宜しければ本屋に立ち寄られた時にでもご確認ください。
下記の書籍は良書だと思います、一度読んでみては如何でしょう?
投資家心理を知って裏を行く バリュー投資再入門
戸崎裕隆 (著)
日経アナリストランキング1位の戸崎裕隆氏が書いた株式投資の入門書です。株式投資の本質が、株初心者でも分かる平易な言葉で書かれています。
あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編
渋井 真帆 (著)
株式投資に必須の知識である決算書の見方が、初心者の方にとって一番分かりやすく書かれている本です。これを読めば難しく感じる損益計算書や貸借対照表の見方が分かるでしょう。
デイトレード―マーケットで勝ち続けるための発想術
オリバー ベレス (著)
タイトルは“デイトレード”ですが、内容は長期投資にもバリュー投資にも通じる精神論、メンタルコントロールに主軸が置かれています。
損切りの重要性、資金管理の重要性を身に付けるための良書です。
株式投資を始めるにあたって良書をしっかり読んで内容を理解する事が重要です。そうして継続して勉強する習慣を身につけながら、徐々に経験を積んでいけば初心者の貴方も株式投資で成功する事は十分可能です。
しかし、初心者の方には難解な専門用語や意味が分からず挫折してしまったり、本を買っただけで内容を理解した気分になりいつまでたっても本を読まない方が多いと思います。
株式投資で成功するためには継続した努力が必要不可欠です。
私たち、フェアトレード株式スクールでは、
「きちん株式投資の事について学びたい、」
「資産運用について勉強をしたい」
という前向きに勉強したいと思っていらっしゃる個人投資家の皆様へ対して、投資知識の向上を含めた真の投資家の育成に努め、個人投資家のレベルアップを図るお手伝いをして行きたいと思います。